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研究活動


研究成果:領域2


高次機能性食品の開発と食品成分および食品未利用資源の有効利用

本学グローバルCOEプログラムにより得られた研究成果を紹介します。

研究領域の概要

食品未利用資源を活用し、鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染症を探査・監視できるプローブを作製します。プローブを活用し、アジアの拠点におけるウイルスサーベイに貢献し、鳥インフルエンザの世界的拡散を未然に防ぎます。本研究と連携しているアジアの拠点としては、中国浙江省医学科学院、タイ国コンケン大学、豪州グリフィス大学などが挙げられます。豪州グリフィス大学との連携により、多糖類を含む食品素材からの抗ウイルス薬の創製を進めます。抗体医薬の植物での効率的な生産を目指し、特異的な抗体遺伝子を植物で発現させ、可食性抗体を含む高次機能性食品へと発展させます。これは拠点内の異なる専門領域の協力により実現します。天然の植物遺伝子をもとに改変して作製した植物遺伝子ライブラリーを利用して高次機能性食品を開発します。天然遺伝子資源としては、タイのコンケン大学との連携を推進します。

・食品材料を利用したウイルス治療薬シーズの探索、ウイルスサーベイのための診断薬の開発
・可食性抗体を含む高機能食品や、漢方薬成分の合成遺伝子改変による新規機能性食品成分の開発
・食品成分による免疫・アレルギー、がんの発生、心理状態への影響の解明と「改善法の研究」


主な研究成果

・可食性抗体医薬・高次機能性食品をめざし、ベロ毒素に対するIgA型モノクローナル抗体を樹立し遺伝子を取得し、一方経口摂取に安全な植物由来のアミノ酸合成遺伝子による選択マーカーを開発しました。
・植物の生合成酵素の遺伝子操作により、天然植物資源を拡張した人為的ライブラリーを作製しました。
・食用のツバメの巣からの抗インフルエンザ活性物質、納豆由来のポリペプチドを活用した高病原性鳥インフルエンザのヒト型への変異をサーベイするプローブを開発しました。
・体熱産生に関与する知覚神経受容体に作用する物質の食品からの単離と免疫系への効果を解析しました。
・緑茶成分の分子標的研究に基づいたがん、炎症、脳内生理作用を解析しました。